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★『天国からのエール』舞台挨拶レポート
『天国からのエール』 舞台挨拶
ゲスト:阿部寛、ミムラ、桜庭ななみ、熊澤誓人監督、ステレオポニー

監督:熊澤誓人   (2011年 日本 1時間54分)
出演:阿部寛、ミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、 野村周平

2011年10月1日〜梅田ブルク7、TOHOシネマズなんば、T・ジョイ京都、109シネマズHAT神戸ほか

・ 作品紹介⇒
 こちら
・ 公式サイト⇒
  http://yell-movie.com/
 沖縄の実話を映画化した映画「天国からのエール」の有料試写会が26日、大阪・TOHOシネマズなんば本館で行われ、主演した阿部寛、奥さん役のミムラ、地元バンドのギター&ボーカル役の桜庭ななみ、熊澤誓人監督、それに主題歌を歌った沖縄出身の女性グループ:ステレオポニー(3人)が登場して主題歌「ありがとう」を歌い、それぞれ満員のファンの前で感動の実話映画をアピールした。
 沖縄県本部町に無料の音楽スタジオを建て、地元バンドに無料で貸し出して「あじさい音楽村」を立ち上げた弁当屋さん、仲曽根陽(ひかる)さんの物語。仲曽根さんは一昨年、志半ばで亡くなったが、地元の若者に「ニイニイ」と呼ばれて慕われ、今も仲曽根さんが育てたバンドが活躍している。最期まで若者たちに希望を残した男の物語。
阿部寛:去年11月、全編沖縄ロケし、実際の場所で撮影しました。実際に、仲曽根さんの目線と同じ場所で撮影したので、この作品は人としての力を持っている。
ミムラ:チケットにお金を払って来ていただいたファンの方の前であいさつは初めて。ドキドキでしたが、たくさん来ていただいてうれしい。
熊澤誓人監督: 小さなスタジオから始まってこの話は全国に伝わっている、と実感しました。
阿部:実在の人を演じたことはありますが、これまでは距離がありました。仲曽根さんは2年前まで実際に身近にいた方ですので、まだみんなの中に今も生き生きと生きておられます。そんな人を演じるのは難しく、プレッシャーがありました。でも、奥さんやお母さんに「仲曽根をよろしくお願い」と言われて、撮影中、毎日取材させてもらいました。沖縄弁はテープを聞いて練習。僕は声が高いんで苦労しましたが、最後の方は快感になって、しばらく沖縄弁が抜けませんでした。
ミムラ:私の場合は奥さまがいらっしゃるので、取材しようと思えば出来ましたが、あえて日常的な会話しかしませんでした。映画の陽(ひかる)さんを見て、その妻を演じよう、と思いました。
桜庭ななみ:(バンド、ハイドランジア=あじさいのギター&ボーカル役)ギターは初めてでしたので、台本呼んで「ギターと歌やるんだ」と。歌もうまい訳ではないんですが、何か伝わればいいな、と思って現場で頑張れました。
熊澤監督:(初の劇場公開映画に)「あじさいの子たちが映画になるなら」と映画化を許してくれました。それが力を与えてくれました。
阿部寛:毎日のように差し入れしてもらって、自伝にない仲曽根さんの話を聞きました。わがままな部分も含めて。現地では朝、6時半ごろから子どもたちが演奏をしにやってきます。あじさい村の熱気を感じました。
 ※ステレオポニーが主題歌「ありがとう」を生演奏
ステレオポニーのボーカル・AIMI: ニイニイに伝えたいこと、いっぱいありましたが、伝えきれまくて。ニイニイの死と向き合えず、(曲は)出来ませんでした。この作品に背中を押してもらってようやく出来ました。今でもニイニイが空から聞いてくれていると思います。せめてものお礼の思いで「ありがとう」を作りました。

ミムラ:歌を聴いて「来ました!」。生で聴くと違いますね。
阿部:初めて生で聴いて、初めて分かった。CDで聴いていたけど、気も入っている。音楽の力はすごいなあ。仲曽根さんがそこに立っているような感です。
AIMI:映画見て阿部さんがニイニイに見えました。何かを感じてもらえたら嬉しい。
熊澤監督:どんなに強い人でも、弱い人でも、みんな周りに支えられて生きている。大事な人を思い浮かべながら見てください。
桜庭:この映画にはたくさんのメッセージが込められています。夢と夢を追いかけることの大切さ。私ももっと頑張ろうと思ってくれたらうれしい。
ミムラ:この映画に参加出来たことがうれしい。いろんなことが胸に届くと思う。年代の違う人と話してほしいです。
阿部:仲曽根さんには会えなかったけど、この話を引き受けるかどうかという時に「仲曽根さんが喜んでくれている」と聞いて・・・。それがプレッシャーにもなったけれども、感動してしまいました。彼の人となり、まっすぐな生きざま、あの情熱を演じて、生涯の宝になったような気がします。今日は本当にありがとうございました。

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