「浜村淳が選ぶサイレント時代劇傑作選・その壱」DVD発売
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★浜村淳が選ぶサイレント時代劇傑作選
・その壱
MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」でおなじみの人気パーソナリティ浜村淳氏が“活弁”付きで戦前の名作時代劇を上映し、幅広い層に人気を集めているが、昨年7月10日に行った第1回活弁上映会『御誂次郎吉格子(おあつらえじろきちこうし)』がDVDになって発売された。大阪・十三の第七藝術劇場で昨年夏に行われた上映会は補助席含め140席満杯の盛況、浜村氏の定評ある七五調の“活弁術”息のあった生伴奏(三味線、クラリネット、鳴り物)による“ライブ上映”が観客を酔わせた。
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浜村ファンの若い女性(自営業)は「画面に問題ありと聞いていましたが、活弁が始まるとセリフがないことに気がつかないぐらい。次はどうなるんだろうと引き込まれました」。銀行勤務の女性ファンは「今この時代に生きて浜村さんの活弁が聴けるなんて、本当に幸せなんだ、としみじみ思いました」。
フランス映画ファンの女性は「感動で目からうろこのあっという間の2時間半、浜村さんに圧倒されました。遠い昔の芝居小屋にタイムスリップしたみたいでした」と口々に感動を語っていた。
DVDは第1部「浜村淳講演」、第2部、活弁『御誂次郎吉格子』の2部構成で2800円。
@購入・申し込みは第七藝術劇場まで。
Aネット販売はこちら⇒ http://sha-raku.jp/katuben/
★“浜村活弁”の第2回は今年3月26日に同じく十三・七芸に満杯のファンを集め、名匠・稲垣浩監督の『瞼の母』が上映された。「浜村淳が選ぶ
サイレント時代劇傑作選・その弐」として発売される。
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【『御誂次郎吉格子』あらすじ】
丹下左膳役で知られる戦前の6大時代劇スターのひとり、大河内伝次郎のも代表作。伊藤大輔監督との名コンビによる“次郎吉”もの。
身が危うくなった義賊・鼠小僧次郎吉は上方へ逃れていく船の中で姐御肌の女・お仙とねんごろの仲になる。一方、貧しい身なりながら清楚な美少女・お喜乃を、お仙の兄・仁吉の手から助け出す。次郎吉はお喜乃のために決着をつけようと仁吉の家に乗り込むが、そこはすでに捕り方の手が回っていた。次郎吉の危機を察知したお仙は、自らの命も顧みず、川に飛び込んで捕り方の目をあざむく…。
昭和初期、サイレント黄金期の名作はほとんど消失しており「御誂次郎吉格子」も“幻の傑作”とされていた。1975年(昭和50)に大阪・泉大津市の旧家で劇映画、ニュース映画など約50本のフィルムがみつかり、当時、日本映画研究の第一人者だった映画評論家、故・滝沢一氏らがその中からほぼ完全な形で「御誂次郎吉格子」を発見、“映画史上の快挙”として報道された。
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◆浜村淳氏略歴 1935年京都生まれ。同志社大卒業。司会者、映画評論家。74年から始まったMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」はスタート以来、37年というギネス級の長寿番組。映画には黒澤明監督のデビュー作「姿三四郎」(1943年)を見てから本格的に見始め、今までは“関西映画界の生き字引”的存在。勝新の「続悪名」(1961年)から、昨年、京都撮影所で撮影された「大奥」まで、関西を舞台にした映画にはほとんど出演している。09年、おおさかシネマ・フェスティバル特別賞受賞。 |
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ドールハウス |
(C)2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All
Rights Reserved.
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『ドールハウス』
〜『トゥルー・コ―リング』のエリザ・ドゥシュク主演
全米で話題沸騰のスタイリッシュなサイエンス・アクション!〜 ―それは、人格をインストールした“人形”を派遣する世界的闇組織。―
トゥルー・コーリング」で日本でも絶大な人気を集めたエリザ・ドゥシュクが、より美しくしなやかな強さを秘めたヒロインとなって帰ってきた!クライアントの要望に応じて彼らの望みを完璧に体現した‘ドール’を送り込む地下組織ドールハウスを舞台に、エリザ扮するエコーの活躍を描いた最新SFアクション。全ての記憶を抜き出し、その頭脳に別の記憶を埋め込むという脅威のテクノロジーを有するドールハウス。だがこの技術がやがて世界を崩壊に導いていくとしたら、、、
クリエイターは、エリザの出世作となった「吸血キラー/聖少女バフィー」を筆頭に、「エンジェル」や「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」といったSF作品を生み出し、その独特な世界観でコアなファンを持つジェス・ウェドン。 |
【リリーススケジュール】
○レンタル
シーズン1 Vol.1-4 8月4日(水) Vol.5-7 9月2日(木)
シーズン2 Vol.1-4 10月2日(土) Vol.5-7 11月5日(金)
○セル
シーズン1 DVDコレクターズBOX 9月2日(木) \10,920(税込)
シーズン2 DVDコレクターズBOX 11月5日(金) \10,920(税込)
発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社
●オフィシャルサイト⇒ http://video.foxjapan.com/tv/dollhouse
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ジェシカおばさんの事件簿 |
(C) Universal Pictures International Entertainment |
『ジェシカおばさんの事件簿
MURDER、SHE WROTE シーズン1〜3 DVD-BOX』
〜全米で高視聴率をキープした
本格推理ドラマ〜 (1984〜1986年 アメリカ
)
1=14話約614分
2=21話約920分
3=21話約973分
監督:セイモア・ロビーほか
出演:アンジェラ・ランズベリー(声=森光子)、
トム・ポズリ
2009年8月28日発売
シーズン1=16800円、同2=24800円、 同3=24800円
(各税込)
発売元:イーエス・エンターテインメント |
日本では2時間ミステリーが根強い人気を誇っているが、アメリカはどうだろうか。10〜20歳代の若い世代の方ならば、群像系ミステリー・タッチ『24』や『ER救命救急室』など。30代ならSFミステリー『Xファイル』、アラフォー世代ならサスペンス・ミステリー『ツイン・ピークス』など。アメリカのTVミステリー・ドラマに、夢中になった経験がおありなのではなかろうか。
そして、アメリカン・テレビドラマ史において、それらの緊張感あふれるドラマたちへとつないでいく重要な役割を果たしたのが、本作の本格ミステリー・シリーズなのだ。1970年代には『刑事コロンボ』シリーズで一世を風靡した企画・製作・脚本スタッフたちが、1980年代に作り上げたのが本作である。しかも、『刑事コロンボ』シリーズを継承するような本格推理ドラマとなった。「うちの上さんがねえ…」なんてのが口癖だったコロンボとは違い、「よござんす」が口グセで、女流ミステリー作家にして推理探偵もこなすという、おばさんキャラクターが何ともほのぼのとして面白い。
いろいろと事件について関係者に聞き回ることは回るけれど、基本的には集めた情報をベースに室内で推理を展開する「安楽椅子探偵(アームチェア・ディテクティブ)
」スタイルを取っている。『ボーン・コレクター』(‘99年)で入院中のデンゼル・ワシントンが、女刑事役のアンジェリーナ・ジョリーが集めてきた情報を基に、推理していたような感覚と言えばいいだろうか。
この女性探偵をアニメ『美女と野獣』(‘91年)や『アナスタシア』(‘97年)などで、渋い声優ぶりを発揮したベテラン女優のアンジェラ・ランズベリーが、冷静かつ沈着な演技で披露してくれる。その日本語吹き替えの声は、舞台『放浪記』のロングラン演技などで「国民栄誉賞」を受賞した森光子が担当した。その説得力ある深い滋味に満ちた声の魅力もまた、本作の大きな魅力といえるだろう。また、映画的な見方をしてもハッとさせるシーンがある。『ああ、獄中に30年』では現在をカラーで描き、過去をモノクロームにして、往年のアルフレッド・ヒッチコック監督のタッチなどをかもし出している。 |
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〜社会的な運命に絡め取られた人たちの
悲しみ〜
(2007年 イギリス,カナダ 1時間40分)
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン、 ナオミ・ワッツ
ヴァンサン・カッセル、
アーミンミューラー=スタール
シニード・キューザック、
イエジー・スコリモフスキー
公式ホームページ→http://www.easternpromise.jp/
発売予定日:2008年11月14日
定価:3,990円(税込)
発売元:ハピネット |
深い悲しみが塗り込められた映画だ。人間が人間であるが故に内包している根源的な悲しみを容赦なく突き付けられる。デヴィッド・クローネンバーグ作品には,「戦慄の絆」や「ザ・フライ」など,自分の意思ではコントロールできない異形や異能の存在を通じ,人間の普遍的な悲しみや切なさを描いたものが多い。今回は,現実の社会で生起している出来事が基盤となっているため,新たに社会性が織り込まれて,作品に深みが増している。
本作では,自ら積極的に望んだわけではないのに,馴染みのない社会で生きざるを得なくなった人々に焦点が当てられる。主要な登場人物は,助産師アンナ,犯罪組織の頭キリルにその息子セミオンと部下ニコライだ。4人とも,心の拠り所が希薄になった現状に満足していないが,もはや元に戻ることはできない。皆,心の奥に悲しみを抱え,痛みを堪えて生きている。そんな4人の人生がロシアという共通項に絡め取られるように交錯する。
当初は基本的にアンナの視点でストーリーが展開する。これによって観客がアンナより少し事情をよく知っている立場に置かれるため,サスペンス性が高められる。だが,次第に彼女の知らない情景が増え,これに伴って避けようのない運命の苛酷さが際立ってくる。しかも,ナオミ・ワッツがアンナのひたむきさや純粋さを巧みに体現しているので,人間の弱さや限界を痛感させられるだけでなく,懸命に生きる人間への愛おしさが募ってくる。
ニコライは,誰にも打ち明けられない重大な秘密を抱えている。それだけにアンナやその父親に対する思いやりが深く心に刻まれる。理不尽な攻撃を受けて反撃する彼の姿は,崇高なまでに美しい。一方,セミオンは,狂気と幼児性を併せ持ち,本能的に自らの体面を守ろうとする。キリルは,息子を守るために手段を選ばないが,その非情さの奥底には切なさがある。生まれながらの悪はいない。人間の優しさに触れたような感銘が後に残った。
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