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★プリースト

(C) 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.

『プリースト』 (Priest)
〜最強のヴァンパイア・ハンター登場!〜

(2011年 アメリカ 1時間27分)
監督:スコット・チャールズ・スチュアート
出演:ポール・ベタニー、カール・アーバン、マギー・Q

2011年9月23日(金)〜新宿バルト9、梅田ブルク7、T・ジョイ京都 他全国ロードショー
公式サイト⇒  http://www.priest-movie.jp/


本作につきましては、完成披露試写会へ行って頂いたお二人の読者の方の感想を掲載いたしました。
【映画大好きその1】 
 最も頭巾の似合う男、とどこかで認定されたという噂のポール・ベタニー主演のヴァンパイア・ムービーと聞いて、頭巾の向こうのポールさんの顔がはっきり思い出せなかった私ですが、「プリースト」見てまいりました。

 最近ヴァンパイアと言えば「トワイライト」のポーの一族みたいな美形吸血鬼が思い浮かぶんですが、プリーストに出てくる吸血鬼はめっちゃ異形で、そういうロマンチックのかけらもありません。例えて言うなら、ハリポタの死喰い人の眼が退化して全身が白くなってベタベタしてるみたいな感じ??で、かなりキモチワルイです。
 長い戦いの後、今は人間は教会が仕切る《シティ》に住み、ヴァンパイアたちは居留地に封じ込められているはずなのに、事件が起こり、娘を誘拐されたプリーストの一人が教会の反対を押し切ってヴァンパイア退治に立ちあがる、というお話。あ、プリーストっていうのは、教会がヴァンパイアと戦うために特殊訓練を施した戦士のことです。戦争が終わったとたん、英雄どころか邪魔者扱いされて世界の隅っこでひっそり生きているんです。
  お話自体は先が読める展開なので、もっとプリーストたちの苦悩や今の生きざまとか、シティにおける教会の横暴専制ぶりなどを描いたら、物語に奥行きが出たのでは、と感じました。映像は暗〜くゴシックな雰囲気が世界観にぴったりで、バイクを駆って走るプリーストはかなりカッコいいです。プリースト(神父さん)ならではの武器を使ってのアクションシーンもなかなかの見ごたえ。でも、なんだか全体的に地味〜な印象で、3Dであることも思わず忘れてしまいそうになってしまいました。(バイクに乗ってたら頭巾も脱げちゃうし…っていうか、思ったほど頭巾姿は多くありませんでした)続きのありそうな終わり方だったので、次回の展開に期待したいです♪
(韓国の漫画の原作では舞台が西部劇だそうなので、そういうのも見てみたいかも)

【特にサスペンス・ホラー映画大好きその2】
 
またまた私の好きなジャンルの「プリースト」じっくり楽しんできました。ヴァンパイアものは、だいたいあらすじは似たり寄ったりなのですが、人類とヴァンパイアが長年激しく戦ってきたという設定からして新しさがありました。

 防壁で囲まれた街で修道会が人々を統治し、ヴァンパイアと戦うために特殊訓練を受けた聖職者達(プリースト)が、役目を終えても英雄視される事なく忘れ去られようとしている。人々を救うはずの教会が間違った情報を伝え、自分達の都合のいいように動かしていく、その教会のドンがクリストファー・プラマー。憎ったらしい役、良く合ってますね〜。プリースト役のポール・ベタニー、表情もアクションも研ぎ澄まされた感じで良かったです。
 プリーストの宿敵ブラック・ハット役のカール・アーバン、結構好みなんですが、顔が見えにくくて残念(他の方にはどうでもいい事でしょうが)。プリーストの仲間役のマギ−・Qのアクションもカッコ良かったですね。最初にアニメーションの解説が入ってたのも面白かったです。
 3Dメガネをかけるとどうも画面が暗くなって見えにくくなるので辛いです。ヴァンパイアの動き、バイクや列車などすべての動きが速くて、とても迫力がありました。最後は、続篇があるような感じでしたよ。吸血鬼ものを観るといつもピーター・カッシングやクリストファー・リーの作品が浮かんできます。やっぱり子供の頃から好きなんですねぇ。
   
             
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