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『friends もののけ島のナキ』
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friends もののけ島のナキ

(C)2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会
『friends もののけ島のナキ』
〜家族一同でお正月に見に行くべき1本ですよ〜

(2011年製作 日本 1時間30分)
監督・脚本:山崎貴
声の出演:香取慎吾、山寺宏一、阿部サダヲ、YOU、加藤清史郎、新堂結菜、FROGMAN

2011年12月17日(土)〜3D・2D同時公開にて全国ロードショー
公式サイト⇒ http://www.friends-movie.jp
 『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(2005年・2007年・2012年製作)で有名な山崎貴監督が、撮り上げた3DCGアニメだ。監督キャリア初めてのアニメにして3D作品だが、いろんな冒険を試みている。まず、「泣いた赤おに」という日本の童話を原作にしている。かつて「日本昔ばなし」というテレビドラマがお茶の間を賑わせたが、日本の童話といえばイソップやアンデルセン以上に多種多彩なものが多く、スタジオジブリを始めジャバニーズ・アニメへ 大きな影響を与えている。しかし、アニメ映画では余りストレートに原作ものを採り上げることはなかった。その意味では山崎監督は直球勝負を選択した。

 さて、みなさん、「泣いた赤おに」ってどんな話か知っておられるでしょうか。日本の童話の肝はいくつかあるけれど、本作は2011年の今年の漢字“絆”がポイントになっている。しかも、単に道徳的なところを伝えるような童話ではない、見ごたえあるドラマ性があるのだ。さらなる新味だが、これまでのこの種のアニメの定番であったアフター・レコーディングではなく、事前に声入れをして、その後映像に合わせていく手法を採ったことだろう。5歳の新堂結菜が発する、赤ん坊の声が全面的にフィーチュアされるアニメ展開も初めてだろう。赤おに役のSMAPの香取慎吾。地声を完全に消して強烈ななり切り型の声優ぶり。対して、青おに役の山寺宏一のプロの声優らしい滋味あふれる声。この2人の動と静の声の競演ぶりには注目してほしいところ。

 完全無欠ともいえるファミリー映画的にはなっているのだが、一方でオールド映画ファン向けへの渋みもある。それは何かといえば、チャップリンへのオマージュだ。香取が子供を男1人で育てる構図は、紛れもなくチャップリンの『キッド』(1921年)である。さらに、ラストロールではMISIA(ミーシャ)がカヴァーする「スマイル」が流れる。チャップリンが「モダン・タイムス」(1936年)で作曲したこのナンバーに、歌詞がのちに載せられたものだが、最近ではTVコマーシャルでも使われているので、みなさんにも馴染みある曲だろう。感動的なラストの余韻と共に、心にクグッとくること間違いなし。
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(C)2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会
   
             
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