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きみはペット
『きみはペット』
〜歌って、踊って、お手をして・・・
       グンちゃん三昧の爽快ラブコメディー〜


(2011年 韓国 1時間32分)
監督:キム・ビョンゴン
原作:小川彌生『きみはペット』講談社
出演:チャン・グンソク、キム・ハヌル他

2012年1月21日〜全国東宝系ロードショー
公式サイト⇒http://kimipe-movie.jp/
 グンちゃんの愛称で日本の女性を虜にしているチャン・グンソク待望の初主演映画が2012年新春に登場と聞き、首を長くして待っていた人も少なくないだろう。松潤、小雪コンビでドラマ化された『きみはペット』の映画化で、チャン・グンソクはペットとなる青年役を演じている。ペットといえば癒しの存在だが、本作のチャン・グンソクもファンが萌え気分になること請け合いの見事なペットぶり。飼い主となるキャリアウーマンを虜にしていくのだから、旬のアイドルにピッタリのはまり役だ。

 職場では左遷、プライベートでは失恋と人生に失望中のキャリアウーマン、ウニ(キム・ハヌル)は、ある日自宅前でダンボール箱に入った若者を見つける。バレエダンサーで今は職がないイノ(チャン・グンソク)から、ペットとして家に置いてほしいと嘆願されたウニは、かつての飼い犬の名前のモモという名を彼に授け、イノをペットとして同居することを了承するのだが・・・。

 韓国のラブコメの女王と言われているキム・ハヌル。スタイルよし、美人なのに愛嬌があってテンポのいい返しができるキム・ハヌルは、初主演グンちゃんのお相手として申し分なし!思うようにいかない毎日、寂しい一人暮らしに現れた“モモ”をまさにペットのように扱うツワモノぶりも心地いい。“モモ”がお手をしたり、ワンと吠えてみたり、時にはシャンプーまでされたりと、寂しいキャリアウーマンの癒しになるのは当然のこと。でも男と女の友情が成立しないように、ペットが男でご主人様が女なら、その関係も成立するはずがない。第二の男の登場に、“モモ”が嫉妬しながら、歌う、踊る、いつの間にかグンちゃんの見せ場いっぱいになるあたりはさすがアイドル映画、ファンの期待を裏切らない。

 震災で日本での撮影が叶わなかったものの、エンディングでは日本語バージョンの歌を披露し、2012年更なるブレイクを確信させるチャン・グンソク。ここまでファンが萌えることを盛り込んで自分の役割を果たす姿には、永遠のアイドルになれる突き抜け感があった。

(江口 由美)ページトップへ
   
             
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