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『ヒューゴの不思議な発明』 |
★作品紹介 |
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★ヒューゴの不思議な発明 |
(C)2011 GK Films. All Rights Reserved.
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『ヒューゴの不思議な発明
(Hugo) 〜110年の時を越えてつながる映画の魔法〜
(2011年 アメリカ 2時間06分)
監督:マーティン・スコセッシ
出演:エイサ・バター・フィールド、クロエ・グレース・モレッツ、
ジュード・ロウ、ベン・キングスレー 2012年3月1日(木・映画の日)〜TOHOシネマズ
有楽座、TOHOシネマズ梅田他全国ロードショー!(3D/2D同時公開) 公式サイト⇒http://www.hugo-movie.jp/ |
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撮影所のことを言う「夢工場」という言葉、陳腐で嫌いだったのだが考え直した。それは、映画こそが人の夢を具現化する発明だったことを、この作品が思い出させてくれたから。
1930年代のパリ。大好きだった時計技師の父を亡くした少年ヒューゴは、駅の時計台に隠れ住んでいる。父が遺した壊れた機械人形を修理することだけが彼の心の支えだ。ある日、部品欲しさに、駅の中にある玩具店で盗みを働こうとして店主の老人に捕まるヒューゴ。でも、それが彼を思いがけない冒険へと導いていく。彼の持つ機械人形には、部品を分け合って作られたいわば兄弟の機械があり、ヒューゴは二つの機械を作った人物へと迫る。それは、世界で初めて夢をスクリーンに映し出してみせた人物だった…。
全編に、監督マーティン・スコセッシの映画への愛と偉大な先人への敬意があふれている。監督初の3Dで撮られていることも偶然ではない。監督は題材とした人物と、本作を観る観客の双方に、劇中で紹介した世界初のSF映画から110年の時を経た映画の進化をみせたかったのだろう。アクションの迫力を煽るためのものではない、奥行きと立体感のための本作の3Dはとても上品で気持ちがいい。
映画そのものが魔法であることを、幸せな余韻とともに改めて教えてくれる映画ファン必見の作品。 |
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(C)2011
GK Films. All Rights Reserved.
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