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『ヘルプ
〜心がつなぐストーリー〜』 |
★作品紹介 |
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★ヘルプ
〜心がつなぐストーリー〜 |
(C) 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved. |
『ヘルプ
〜心がつなぐストーリー〜』 (THE HELP)
〜真実を語る勇気が生み出した変革と奇跡〜
(2011年 アメリカ 2時間26分)
監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィス、
オクタヴィア・スペンサー、ブライス・ダラス・ハワード 2012年3月31日(土)〜TOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ(梅田・なんば・二条)、シネ・リーブル神戸 他全国ロードショー
公式サイト⇒
http://disney-studio.jp/movies/help/ |
ナチスの歴史を知らないドイツの若者が増えていると聞く。それならば、黒人差別のことを知らない若者も多いだろう。そういう世代にとって黒人差別について知り、考えるための入り口的な映画だ。と言っても、かつてビリー・ホリディが黒人への暴行について切々と歌った名曲『奇妙な果実』のような重い痛みはない。声高のアジテーションもない。どこかサバサバしている。ユーモアすら散りばめた親しみやすい作りだ。
舞台は、1960年代のアメリカ南部の町。黒人女性たちは、低賃金で白人家庭のメイドとして働いていた。家を磨きあげ、料理を作り、白人の子どもをわが子のように育てる。それなのに、黒人メイドとトイレを共有するのは不潔だという雇い主も出てくる。ライター志望の白人女性は、メイドたちの真の声を聞き、一冊の本として出版しようとするが、思わぬ壁にぶつかる。
力量ある女優たちの輝き、60年代ファッションや、アメリカ南部の料理なども目を楽しませてくれる。だが、差別は今もどこかで続いている。長回しのラストの映像が語るのは、まだハッピーエンドではないということ。だからこそ、人は歩き続ける、長い道の果てにあるものをめざして。 |
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(C)
2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
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