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★グリーン・ホーネット in 3D |
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『グリーン・ホーネット in 3D』 (THE
GREEN HORNET) 〜 ダメダメ社長とイケてる運転手のコンビが
スクリーン狭しと大暴れ!〜 (2011年アメリカ 1時間59分)
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演: セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、クリストフ・ヴァルツ、キャメロン・ディアスほか
2011年1月22日(土)〜 梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、アポロシネマ8、109シネマズ箕面、ユナイテッド・シネマ岸和田、109シネマズHAT神戸、MOVIX京都ほか全国ロードショー
公式サイト⇒ http://www.greenhornet.jp |
LAの街に夜な夜な現れて、悪人退治をする緑装束の2人組。それが「グリーン・ホーネット(緑のスズメバチ)だ。古くはラジオドラマで人気を博し、テレビドラマのシリーズではブルース・リーの出世作ともなったと言われる作品が「エターナル・サンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」の奇才ミシェル・ゴンドリー監督の手により新しくスタイリッシュな3D作品に生まれ変わった。
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さてこの主人公のブリット・リード、いい年をしてまともに働いたこともなく放蕩三昧の生活をしていたが、急死した父親の新聞社を受け継ぐことになった。「新聞社の若き社長」と言えば聞こえはいいが、全くのダメダメ社長。父親の運転手、実は天才発明家で格闘技の達人のカトー(英語風に言うと「ケイトー」)の素晴らしい発明品を目の当たりにして「いっちょワルのふりをして街の悪を退治したろか」と思いつきでコンビを結成。その活躍ぶりに本物の悪党チュドノフスキーも黙ってはいない。父親の死の秘密、美人秘書をめぐる恋のさや当てなど盛りだくさんに話は進んでいくが…。 |
主人公を演じるセス・ローゲンはアメリカでは人気コメディアンで大ヒット作にも主演しているけれど、日本での知名度はイマイチで、ピンとこない感じ。対して相棒カトーを演じるジェイ・チョウは言わずと知れたアジアのスターだが、クールでちょっとユーモラスな発明家ぶり、キレの良いアクションそしてもちろん歌もうまい!と思わず惚れなおしてしまいそう。花を添えるキャメロン・ディアスはコメディエンヌのオーラ全開で、悪役のクリストフ・ヴァルツは「イングロリアス・バスターズ」での怪演ぶりには及ばないながら、残忍なのに少々ピントのずれた悪党ぶりが妙に面白い。 |
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カトーの頭の中の動きを映しだす「カトー・ビジョン」、そして時おり顔をのぞかせるファンシーな映像にゴンドリー監督らしさが見え隠れし、3Dがその映像効果を一層引き立てている。愛車「ブラック・ビューティー」で暴走し、破壊しまくるラストシーンは息もつかせぬ勢いだ。50年の時を超え、スクリーンによみがえったクラッシックなヒーローはアメコミヒーローたちのように思い悩んだりすることもなく、お気楽ポジティブに突っ走るのだ。 |
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