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 『ファースター 怒りの銃弾』
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★ファースター 怒りの銃弾
『ファースター 怒りの銃弾』
〜猛烈な復讐の銃弾、最期の標的は〜

(2010年 アメリカ 1時間38分)
監督:ジョージ・ティルマン・Jr
出演:ドウェイン・ジョンソン、ビリー・ボブ・ソーントン 、
    オリヴァー・ジャクソン=コーエン 、 カーラ・グギーノ 、
    マギー・グレイス、ムーン・ブラッドグッド、
    トム・ベレンジャー

2011年5月21日〜全国公開
公式サイト⇒  http://www.faster-movie.jp/
 元プロレスラーのザ・ロックことドウェイン・ジョンソンのアクションは、太りすぎセガールやお年スタローンより切れ味抜群。「ファースター〜」は彼の身体能力をいかんなく発揮した快作。
 ドライバーと呼ばれる男(ドウェイン)は強盗罪で服役した10年間、「自分を陥れた男たち全員を抹殺する」復讐心だけが支えだった。出所するやすぐに1人、続いて余生を静かに送っているような老人も射殺。監視カメラで身元はすぐに特定。異様な連続殺人には10年前の事件のイザコザに原因があった。この事件の捜査に1人のベテラン刑事(ビリー・ボブ・ソーントン)が加わり、何者かに雇われた若い殺し屋(オリバー・ジャクソン・コーエン)と三つどもえの追いつ追われつが始まる…。
 ファースターの猛烈な復讐ぶりが凄い。標的を見つけるや問答無用、情け容赦なく目の前でぶっぱなす。次々と葬っていく快感はアクション映画ならでは。その苛烈さが憎悪の深さを物語る。強盗を働いた男が「ハメられたこと」だけでそれほど恨みを貫けるか、と言ってしまえばそれまでだが、あらかた復讐し終わった時、ワルの元締めの存在が明らかになる。ファースターも知らないその男は、実は若い殺し屋の依頼人だった…。
 意外な黒幕(想像はつく)がいるほか、一度殺されたはずのファースターがなぜ今も生きているのか分かっていれば(途中で種明かし)、最後のオチも分かる。“ドライバー”の異名通り、曲芸もどきのカーアクションも含めて、楽しめる痛快編には違いない。
(安永 五郎)ページトップへ
   
             
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